クラシックD&Dやろうぜ!(導入編)

20140115告知等を除き、カテゴリ別表示を古い物から表示するようにしました。

参加させていただいているコンベンション、次に参加できるのが6月の4週ということになりそうなので結構間が開いてしまいます。
ということで(本当は「というわけ」ではないのですが)初心に返る思いも含め、オンラインセッションを「初めて」やってみようと思います。

まずは無難に赤箱レベルで、CD&Dに触れたことの無い人にも参加してもらえるようなシンプルなものにしようと思います。

現在そのための準備、お話の背景を作り始めた所です。
こちらでもある程度の段階で公開できるといいですね。

募集や参加者との細かい詰めは「TRPG SNS」さんという小規模SNSを利用させていただこうと思っています。
その中で現在「クラシックD&Dを遊ぼう」というコミュニティに参加させていただいています。
コミュニティの管理者さんにご協力をいただいて実現できるよう、少しずつやっていこうと思います。

一応今考えているのはシンプルさを強調するために音声チャットと一部文字チャットのみでのセッションで、使用ツールは「Skype」オンリーでいこうかと。
ダイスロールについても「自己申告」でやろうと思います。
筆者のようにオンラインセッションに参加したことのないオジサマたちにも気軽に参加してほしいとの思いもあり、極力オフラインでのセッション以上に必要な物やスキルが無い状況が良いのではないかと考えたからです。

「どどんとふ」など便利なツールもありますが、まずは究極のシンプルさを目指したいと思います。

これまでの自分の作業っぷりからすると二週間以内には何かしらの動きができるものと思います。
ぜひこれを読んだ方も参加してみたいというご希望があればこのブログではなく、TRPG SNS内「えぢ」かコミュニティの方にご連絡いただければ助かります。
もちろん、このブログでも、こんなことしてよ!などのアイデアがあればどんどんいただければうれしい限りです! 

ないですねー!
いや、冗談でなく実にない!

都会に住んでればどうにかなるかもしれないけど、地方都市程度じゃそんな機会めったにあるもんじゃありません。

折角クラシックD&Dをやる気になったのに場所がないんじゃ、このブログに書いてあることなんか塵芥ほどの意味もないモノですからねぇ。

ということで、「クラシックD&Dをどこで(どうやって)プレイするか!」という根本的なお話です。


まず確実なのはいつも遊んでる友達とやってみるという手ですね。
ルールブックさえ手に入ればコレが最もやりやすいハズです。
ルールブックは新和版はどうにも手に入りにくいので電撃版ルールサイクロペディアを古本屋などでゲットするのが近道です。
この場合、経験者がいない可能性があるのでDMもPLも手探りでゲームを進めることになります。
しかし、そのことについて不安に思うことはありません。
なぜなら、どんな達人だって最初の一歩は手探りで始めたのですから!

とはいえ、やはり経験者(DMもPLも両方含みます)とのプレイも経験してみたい!という思いのある方もいるかもしれません。
そういった方には地元のコンベンションに参加したり、TRPGのSNSに登録して近隣に住んでいるクラシックD&Dの愛好家を探すことをオススメします。
また昨今ではオンラインセッションなども活発ですが、クラシックD&D(特に新和版)をうん十年もやってる層はなかなかそういった場所に出てきてくれません。
やはり直接本体にダメージを与える捕まえて話をするのが何よりも手っ取り早いでしょう。
可能であれば友達を一人でも連れて「○月のどこかの日曜日、ドコドコででDMお願します!」などと頼んでみれば、大抵の場合は都合も合わせてくれるし、 それこそこんなブログなど無意味になるほどに手取り足取り教えてくれるでしょう。

また、クラシックD&Dは潜在的なプレイ人口が極めて多いゲームでもあります。
割と一般のオジサンたちもやったことがある人というのがいるかもしれませんね。

ちなみに自分がそんな風に若人からDMやってくれなどと言われたら、ゴリゴリのバリバリに作り込んだ世界設定と当たり障りのないダンジョンハックシナリオと、オマケで凶悪な罠満載ダンジョンハックシナリオと菓子を携えてウキウキで行っちゃいますヨ!

コンベンションに参加する場合も運がよければ飛び込んだ先で卓が立つこともあります。
そういったものに参加することも現実的な選択肢です。
主催者さんに「クラシックD&Dの卓って立つんですか?」と質問するのもアリですね。
普段の行いがよければきっと次回のコンベンションではクラシックD&Dの卓が用意されているでしょうから。

実のところ問題は、ここまでしないとプレイする環境がない!ということなんですけどね。エヘヘ。 

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今回の記事はこのブログ関係で近々~今年中に処理しときたいなぁってコトのメモです。

  1. プレイヤーさんに読んでもらう用の「基本ルール」をまとめた冊子を作る。
  2. オリジナルの汎用キャラクターシート、補助シートの書式統一~公開。
  3. ダンジョンマスター用の良く使う部分を抜き出した自分用冊子を作る。
  4. 昨今のシナリオに使っているオリジナル「島」の設定を公開してフリー素材化する。
  5. エキスパート~コンパニオンに足を突っ込んでるぐらいのレベルのキャラクターでのセッション
  6. 「クラシックD&Dやろうぜ!(運用編)」を始める。
その他にもこんなことを取り上げてくれよ!ってのがあればドシドシお便り(コメント)ください。
筆者が暇であれば割とスムーズに対応できると思います。

あと、自分以外にも記事を書いてみたい人がいれば、このブログを利用して欲しいと思います。
少しお話なんかさせていただいて、信用できる方だなぁと判断したら執筆者にしちゃいます!
こちらもお気軽にコメント欄にどうぞ。 

この内容の記事も久々ですね。前回→(お気軽編)
前回の記事で製作したものは、家庭用機材を使用するという前提だったので若干寸詰まりな感じがしてアレだった上に、ステープラが効いてページめくりがしにくいという欠点もありました。
そこで今回は道具や素材に制限をつけずに書いてみましょう。

では、その1: 
簡単に説明する、リアルでしっかりしたバックアップを作ろう!
用意するもの
タブロイドサイズ(11インチ×17インチ)の中厚口~厚口の普通紙(本文用)
同じサイズの半光沢の厚口~特厚口用紙(表紙用)
タブロイドサイズがプリントできるプリンタ(インクジェットでもカラーレーザーでもA3がプリントできるものは大概対応しているはずです)
自動中綴じ製本機(コレは一般では入手できないと思います。こんなやつ。無い場合は手動で折って、製本ステープラを使用します)
つまり自動中綴じ製本機能の付いた複合機があればそれで片が付きます。
そして裁断機。定規とカッターでもいいですがやはりキレイに仕上げるには裁断機を使用したいところ。

さて問題は用紙の入手方法ですが、紙については日本では入手が非常に困難です。全く手に入らないとは言いませんが、一般流通ルートではほぼ無理です。
さて、そしたらどうするか。
発注」します。
紙屋さんや印刷会社に問い合わせれば希望のサイズに切った用紙が手に入ります。
その際に質感や白色度などを確認しながら用紙を選ぶことが出来る、地元の企業を利用するのがいいと思います。
ネット発注ではそこまで分かりませんからね。
問題は「お値段が高い」ことです。多分想像以上に。

それではプリントデータを作っていきます。
前回の記事でスキャンした画像はA4サイズに落とし込みましたが、今回はほぼ実寸です。
そこでタブロイドサイズにスキャンしなおしてもいいのですが、前回のデータを流用しましょう。
ページ立てはルールブックをバラした通りにしましょう。
たとえばコンパニオンプレイヤーズルールなら1枚目の紙は32-1と2-31ページになるはずです。
コツとしては、中綴じするとどうしても紙の厚みのため冊子になった時に真ん中の方の用紙がはみ出てくるのを考慮して「真ん中ほど中央に寄った画像を作る」ことです。
画像そのものの取り扱いは前回の記事を参考にしてください。

タブロイドサイズ配置


で印刷ですが、製本までしてくれる複合機であれば、表紙だけ先にカラー(+裏面もカラー/モノクロで)印刷し挿入トレーに置いたら、あとは本文をモノクロ印刷して折ってガッチャンコまで自動で完了します。
楽勝です。
製本を手動で行う場合は、一度全てのページを最終的に閉じる向きとは逆に折って重ねてステープラで綴じ、その後本来の方向に折りなおして押しを掛けるという手順でやればキレイにできると思います。
「一度反対に折る」というのがポイントですね。

押しが掛かっていい感じになった後は化粧断ちの作業です。(刃物を扱う作業です!十分に気をつけてください!
カラープリントした表紙の白い部分を落としていきます。
その際にプリントした冊子全体が膨らんでる状態かと思います。
木の板かニッセンのカタログのようなもので上から押さえて、冊子をペタンコにしてから切り落とすとキレイに仕上がります

以上で完成です。

とはいうものの、こんな機材ねーよ!ってのが大半でしょうから、ここからは「比較的簡単に手に入る機材でそれっぽいバックアップをつくろう!」というお話を。

何を使うかというとズバリ「ホットメルト製本機」です。
ホットメルト製本機というのは熱で溶ける特殊な「のり」を使用した無線綴じという綴じ方が出来る機械のこと。
数機種いろいろなメーカーから出ていますがどれも大体似たような性能です。
素材は通販で買えるレターサイズのコピー用紙B4~A3サイズの半光沢用紙
プリントは表紙はA3まで対応のカラーレーザー、本文はA4(レター)サイズまで出せるモノクロレーザーで良いと思います。
表紙についてはオンデマンドプリントができるコンビニのマルチプリンタでもいける気がしますが、詳しいことはお店の人に聞いてください。
また文具店やコピーセンターのようなお店でも出来る場合があります。是非探してみてください。
なぜインクジェットではダメなのかというと、実はこの通販で買える用紙(大塚商会の通販サイトでUSレター・コピー用紙で検索すれば出るかと思います)が薄いということと、吸湿しやすい紙質であることがあげられます。
それでも価格と入手性は飛びぬけていますのでなかなか良いモノだと思います。
この製本方式であれば綴じる際の用紙厚を考慮したり、綴じ代を考慮したりしなくて済むのでページを作っていく作業が若干楽になる利点もあります。
各ページのページ番号をセンター基準で配置すればそれだけでかなり整ったレイアウトになると思います。
どんどんプリントしましょう。

この方式で最も面倒なのは表紙を作る作業です。
市販のホットメルト製本用のバインダーを利用してもいいのですが折角なのできちんとその辺まで作りこみましょう。
具体的に言うと表表紙を作り、背表紙を作ったものと裏表紙の一部を連結して出力、別に出力した裏表紙と張り合わせて完成です。
分かりにくい?では図解↓
例
裏表をプリントして出来た2枚を貼り合わせて「コの字」型に折ったら、背表紙の裏にホットメルトシートを貼り付けます。
リヒトラブ製のホットメルトシートが裏面糊つきで貼りやすくて使い勝手が良いと思います(ちょっと高いです)。
あとはこの表紙にプリントしてある本文を挟みこんで、製本機であっためればガッチリ製本ができます。
ここで注意ですが、背表紙に文字などを印刷した場合、レーザープリンタのトナーはこの際の熱で溶けて焼けてはがれてしまうことがあります。
それを少しでも予防するためにクッキングペーパー(クッキーとか焼くときに下に敷くアレ)で接着面(背表紙)を覆って作業すると少しはマシになるので参考にしてください。

接着面が完全に冷えてから化粧断ちを行います。
その際に湿気を吸って用紙の伸び縮みが発生するので、まる1日以上放置しておくことをオススメします。
これで完成です。
思った以上にしっかりとしかもソレっぽく製本できるのでお財布に余裕のある方は是非お試しください。

中綴じの同人誌を作ったことのある人にはどうということの無いお話なんで、ここでドヤ顔するつもりもないんですが、まぁそういうこと(どういうこと?)です。 

さて、次回があるのかは分かりませんが、その際にはさらに突っ込んだルールブックのバックアップについてお話を致したいと思います。 

クラシックD&Dでは基本的に「ダンジョンに入ってモンスターを倒して財宝を手に入れる」ことでキャラクターを育ててニヤニヤするゲームです。
特に長編キャンペーンシナリオなんかだと、毎度毎度ダンジョンやら金持ちからの依頼やらをこなすうちに結構な財産が出来てきます。 

それでも序盤は何かと金欠で、ダンジョンで一儲けしても、仲間の傷が癒えるのを待ったり注文したアイテムができるのを待ったり武器の修練度を上げる為に道場に通ったりとしていくうちに所持金が底をつく可能性もあります。
一日に必要な費用は1~2GP(2,500円~5,000円程度とお考えください)、ちょっと良いものを飲み食いすると簡単に5~10GP(12,500円~25,000円程度)かかるでしょうし、贅沢に限りはないですからね。

そこで将来、優秀な冒険者として財を成し、ある者は領土を構え、またある者は都市の有力者として手腕を発揮することになるであろう 彼らに「アルバイト」的な何かをやってもらうことも出てくるかもしれません。
その中で、特によくあるパターンでその後のシナリオにも絡め易いものをいくつかご紹介いたしましょう。

まず、ファイターなあなたにオススメなのが、「土木作業員」と「港湾作業員」です。
どちらにも共通しているのが、体力さえあれば誰でもできる仕事であることと、日雇いで仕事の募集があるということです。
土木作業員の場合、例えば「用水路の工事中に何かを発掘してしまう」であったり、港湾作業員であれば「海の向こうのまだ見ぬ冒険の舞台の話を聞く」ことができるかもしれません。
これらは賃金的には低いものです、おそらく昼食支給の上、銀貨で10枚かよくて15枚程度の収入にしかなりません。
しかし贅沢しなければ十分日々暮らしていける収入でしょうから、ありがたく仕事をしましょう。
また、実入りのよさそうな話には「罠」があるもので、例えば金持ちが自邸の警備に流れ者の冒険者など雇うといったことは考えにくいのです。
そういった場合は普段と違ったキケンな何かがその金持ちを脅迫しているとか、怖い魔物が来るとかの冒険者が対応しやすい案件であることも多いので、進んで「罠」に飛び込むのも醍醐味の一つではあります。

次にマジックユーザーなあなたは「代筆屋の手伝い」や「魔法を使った大道芸人」などどうでしょう。
技能職で堅実な代筆の仕事はきっとファイターの肉体労働よりも金になる(金貨で2~3枚程度)でしょうし、ドンでもない情報がそこから拾ってこれる可能性も秘めています。
毎日ある仕事でもないしょうし、こなした件数で報酬の変わる歩合制かもしれませんが、贅沢しなければ十分暮らせるレベルです。
また大事な魔法を大道芸なぞにとお思いでしょうが、折角の魔法なんですから日々の糧を得る為に使ったっていいじゃないですか。
ほら、そういうのに使えそうな魔法もいくつかあるでしょ。
これの実入りも客次第で、銅貨で500枚にもなる日もあれば0の日もあるでしょうが、 どこかで有力者の目にとまり、マジックユーザーだということで大きな仕事に繋がることだってありえるでしょう。
もちろん、体力自慢のマジックユーザーなら肉体労働も大いにアリですよ。

さて、お次はシーフなあなた。
シーフだからって人様のお屋敷に盗みに入るなんてのはもっての外です!
ちゃんと堅気の仕事をしてください。
ということでオススメするのが「軽運送の手伝い」と「シーフギルドに居着く」の二つです。
後者は仕事ではない気がしますが、気にしないでおきましょう。
軽運送の手伝いというのはカンタンにいうと郵便配達や宅配便のような仕事です。こういったのを利用するのは割と金持ちが多く、その使用人と接することが多くなり、様々な情報や噂話などを聞くことができるやもしれません。
収入は肉体労働と同じかそれよりも少しだけ良い程度でしょう。
シーフギルドに居着くのは、もうこれはシーフならではの特権というか、ある意味切り札ですね。
仕事の紹介を請けるという目的でシーフギルドに行くことは何の問題もありません、ただ、そこに常駐することで割りのよさそうな仕事を誰よりも先に紹介してもらえるという、ただそれだけです。
しかしながら、シーフギルドに持ち込まれる案件は往々にして「厄介な」モノである可能性があります。
そこのところには十分ご覚悟を。
もちろん、体力自慢のシーフなら肉体労働も大いにアリですから。

そしてデミヒューマンなあなた方は「好奇心の旺盛な金持ちのところに出掛けていって(人間には)珍しい話をする」ことが最も楽で、訝しがられずにそして 安全に収入を得る方法でしょう。
これはDMの作った世界観にもよりますが、デミヒューマンの存在が希少ならばその収入は多く(最低でも金貨10枚はもらえるでしょう、また話に感動した金持ちがもっとすごいお宝をくれるかも知れません)、逆にデミヒューマンが一般的な世界であれば成り立たない仕事です。
また、話をしに行った金持ちがちょっと猟奇的な人間であった場合、あなたをコレクションの一部に加えようとしてくるかもしれません、そういう話もわりとあったりなかったりするのでご注意ください。
もちろん、体力自慢のデミヒューマンなら肉体労働も大いにアリです!

最後になりましたが、クレリックなあなたは所属教会(寺院)に行きましょう。
精一杯の祈りをささげて、奉仕の心で教会(寺院)尽くすのです。 
そうすれば、教会(寺院)の偉い人があなたを導いてくれるはずです。
それが幸福への道なのか、はたまたまだ見ぬ悪夢へと繋がる道なのかはわかりませんが。
体力自慢のクレリックでも、肉体労働などせずに教会(寺院)に行きましょう!!!



あと裏技的なモノもあります。
この街に住居を構えている親や親類がいるのならば「金の無心」をするのが手っ取り早くて良いでしょう! 

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