ついにブログ更新が再開してしまいました。
しばらくは初心者DMに向けての内容になると思います。
内容はあくまでも個人の見解などに基づいて書かれていますので、「ちょっとココ違うんじゃない」という箇所もあろうかと思います。
そういった部分はコメント等でご指摘いただけたら、再調査の後、記事を修正させていただきます。
あらかじめご了承ください。


さて、ダンジョンマスター(略称「DM」)というのはそもそも何なのか

これはズバリ、一般的にゲームマスターと呼ばれるテーブルトークRPGのセッションにおいてシナリオを用意したり、進行させたり、凶悪なモンスターを操ってプレイヤー共を皆殺しにしたりする役どころです。
キーパーとかレフェリーとかネクロマンサーとか呼ばれることもあるアレです。

テーブルトークRPGにおいてはこのゲームマスターとプレイヤーがいないと、そもそもゲームになり得ません。
ということで非常に大事な存在です。

ダンジョンズアンドドラゴンズ(シリーズ)というゲームはゲームマスターのことをダンジョンマスターと呼称する、というただそれだけのことなんですが、これが何故ダンジョンマスターなのか。

(やっとCD&Dの話題だ)
 
クラシックD&Dにおいて、プレイヤー及びキャラクターが体験する最も始めの冒険がダンジョンである。
そしてこのダンジョンを生み出し、管理し、使用するのがダンジョンマスターなのです。
余談ですが、プレイヤーとキャラクターが経験を積んで、フィールドの冒険をするようになっても「フィールドマスター」にはならず、あくまでもダンジョンマスターという呼称が使用されます。 

このダンジョンマスター(長いのでもうDMと表記します!)ってなんかやること多くて面倒くさそうだなぁ~、などとお思いではないでしょうか。
「そうだ!クソ面倒だぞ!ウヒャヒャ!」などと仰る方も多くいることでしょう。
しかしここではあえてこう言いましょう。

とっつき始めは簡単です!というか簡単にやった方が良いです!

あれもこれも盛り込んで、最初っからある程度のボリュームのあるモノを構築してからDMやるのもいいでしょう。
しかし、まずはDMをやってみることからスタートしてみてはどうでしょう。

最も初歩のダンジョンを探索するだけのセッションでも十分に楽しめます。
そしてそれにはホームタウンすらも必要ないかもしれません。 
「ルールブックにあるアイテムなら何でも売ってくれる商店がある」という設定だけで、あとはダンジョンさえあれば冒険はできてしまうのです。

と、これがベーシックルール(通称赤箱)の冒険そのものだということにお気づきの方もいらっしゃるでしょうか。

まずは部屋がいくつかあって、それが通路で結ばれているだけの簡単なダンジョンを作ってみて、それで冒険をしてみる、その中でプレイヤーとは異なった、DMの役割が体験できるはずです。
ある時、DMであるあなたは商店主かもしれません、またある時は凶悪なモンスターかもしれません、はたまたある時はそのモンスター共を統べる悪の魔導師かもしれません。
そして、プレイヤーたちが悩み、そのキャラクターたちがピンチに陥る時、DMとして何かの情報を与えたりできるかもしれません。
これらの判定や判断を下して、セッションを一本のゲームとして完了させることが即ちDMの役割なのです。

しかし、コレだけではありません。
その一本のゲームをプレイヤーと共に楽しい時間にすることこそが最も重要な役割であると思います。
DMも楽しい、プレイヤーも楽しい。そしてまた遊びたい!
これこそが最大の目的であり、コレを実感してしまうことによって、戻ってはこれない、(ある意味)深いダンジョンに足を踏み込むことになるのです。

とにかくまずは大した準備もせずにやってみるのがイチバンだよ!
というお話でした。 


で、DMやるってことはルールブックを全部覚えないとダメなの?
などとお思いの方もいらっしゃると思います。

そんなことはありません。
でも最低一度はまるっと読んでおいてください。
覚えなくても、どんなことが書いてあるのかおぼろげにでも掴めればそれで十分です。
不確実なところは、セッション中でもその都度ルールブックを確認しさえすればいいのです。

それで「なんだ、覚えてないのかよ!」などという人はそんなにいませんし、そんな人とは距離を置いたっていいと思います。
ルールブックは暗記する教科書ではなく、必要な時にひく辞典のようなものなのです。
誰もが始めたばかりのときは初心者なのです。
ゆっくりと、小さなダンジョンから始めて、慣れていくことが大事なことだと思います。

マスタリング(DMとしてセッションを運営すること)は例えるなら自転車に乗るようなことです。
始めはおっかなびっくりで、ふらふらしながら前に進んだり、転んだりしながらいつの間にか走れるようになります。
そして一度できてしまったら、時間が経っても意識せずにできるようになっています。
経験を積めば、さながら自転車に乗りながら鼻歌を歌ったり、お喋りしたり、傘を差したつつスマホで音楽を聴きながらLineしたり(←やっちゃダメ) できるようになるかのごとく、自然といろんなことをこなせるDMになることでしょう。 

まずは始めること、これに尽きます。

そして結論。
DMは簡単! (だってできる範囲のことをやればいいんだから!)

ということで締めさせていただきます。 


以下はオマケです。
Beginner Dungeon

こーんな簡単なダンジョンでオッケーオッケー。
始めはこんなので慣れていきましょう! 
あ、あとこのダンジョンはこの後の記事で使用すると思います。
というか、使いまわします!